設計処 草庵 設計処草庵は、気候風土に根差した日本建築を現代の生活様式にアレンジした建築デザイン設計を行っている一級建築士事務所です。 93年以降自然健康住宅の先駆的草分けとして講演活動等も行っております。 代表の建築家・中原賢二は、特定非営利活動法人「社の極」の理事長であり、伝統的な素材や技術・文化・芸術への造詣も深く、地相・家相・風水に精通しており、要望があれば古式に則った地鎮祭や上棟祭を行うことが出来ます。
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自然と伝統に学ぶ 炭 特集

素材いろいろ
木の 風呂
 
 温泉や湯治場、健康ランドに行くと檜の浴槽を見かけます。 触感や湯あたりが優しく、森林浴効果もあり好評とのこと。

 戦後、ポリエステルの浴槽が登場するまで、住宅でも五右衛門風呂や木製据風呂でしたが、最近は掃除、水漏れ、高価などの理由でほとんど見ることがありません。実際、当時の浴室は狭く通気の悪い場所にあり、薪で焚くため風呂焚き、掃除は大仕事でした。
 しかし、手入れが大変だったのは浴室の様式の問題で、木の浴槽は湯を抜く際、軽くスポンジで拭くだけと手軽。ガス給湯器の普及と技術の発達で水漏れもなく、価格も節付きであれば樹種によっては、人工大理石より安価なものもあります。ちなみに高級品から高野槙、檜、ひば、さわら等が使われています。

 私達は湯につかることを好みますが、語源は
湯=斎(ゆ)であり、本来ユアミ(斎浴)という身を洗い清める禊や潔斎の意味で、水の温冷は二次的でした。
 鎌倉時代に慈善事業で寺院の浴室を大衆に開放する
施浴が施され、平安期には神事として、御所の御湯殿で天皇が入浴されました。これが個人風呂の始まり。その時の浴槽(ゆあむるふね)が長さ156センチ、巾75センチと現在の規格と同じなのは興味深い史実です。

 元々、入浴は神聖なものだという遺伝子が私達の風呂好きに繋がっているのかもしれません。
 一日の疲れを木のお風呂で解消・・・手始めに、お風呂の蓋を木製にするだけでもいかがでしょう? 半分だけ蓋を残して半身浴、木の香りに包まれて癒されること間違いなしです。


 
木のお風呂
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