設計処 草庵 一級建築士事務所である「設計処草庵」 代表の建築家・中原賢二は、1993年以降自然健康住宅の草分けとして講演等を通してその普及に務めて参りました。また、特定非営利活動法人「社の極(やしろのきわみ)」の理事長として、日本の伝統職人(匠)の卓越した技術を世界へ発信する活動を行っており、 伝統的な素材や技術・文化・芸術への造詣が深く、日本古来の古神道を学び、地相・家相・風水に精通しております。ご要望があれば古式に則った地鎮祭や上棟祭を行うことも出来ます。
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 風水・家相・地相

 地鎮祭や上棟祭は 本当はたいせつなんですよ

 最近は「地鎮祭や上棟祭は形式的で意味がないからやらない」という人が増えてきていますが、果たして本当にそうなのでしょうか? 
 建築関係者の中でさえ、「お金がもったいないから省きましょう」などと言われることがあるようですが、嘆かわしいことのように思われます。
 地鎮祭も上棟祭もそうなのですが、意味もなくただ儀礼的に何百年もの間脈々と行われてきたものなのでしょうか? 
 
 
地鎮祭とは読んで字の如く「土地を鎮める」「とこしずめ」をする祭のこと。 
土地は買って自分の所有になるわけですが、本来は地球・日本のものでそれを借りているということになるのです。 土地は人が生まれる何千年何万年前からそこにあったわけで、たまたま現在所有しているというだけなんです。 よって、その土地を治めて守ってきた土地神様に家を建てさせて欲しい、又これからも家族を守って欲しいとお願いをするのが地鎮祭なのです。
 
上棟祭とは「感謝の祭」のこと。 設計工事に携わる全ての人と神への感謝、そしてこれからの安全を祈る大切な吉所なのです。

 たまに地鎮祭も上棟祭もしないと云われる方もいらっしゃいますけれど、お施主さんには、せめて地鎮祭だけはやっていただくようにお願いしています。 地鎮祭をせずに土地を触るなど、建築工事に携わる私たちとしては職人さんたちも含めて考えると怖くて出来ないからです。

 神様なんていないと言われる諸氏には、馬の耳に念仏かも知れませんが、経験からいうと結構ややこしいこともあるので、あだや疎かにはできないようです。


 10年程前、古式作法(文化5年、匠家故實録)に則った上棟祭を復活再現した経験もありますが、ここでは本式の地鎮祭を少しだけ紹介します。

 「建物の気が悪いように思うので、その辺が解る人に家を見て欲しい」との相談があり、現地へ伺い建物を拝見しました。 住宅の密集するエリアに建つ2×4の住宅は、空気が沈滞して家全体が湿気を帯び、確かに地相・家相共にあまり良くない状態でした。

 通常はその土地の産土(うぶすな)神社の神主さんへお願いするのですが、今回の場合、地鎮祭は大変重要な意味を持つ為、奈良(福住)氷室神社の宮司様にご依頼し、本式で行うこととなりました。

1)まず、四方と中央に五神を降ろして、今後悪しきものが入らないように結界を張りめ ぐらしました。 私も多少心得があるのでお手伝いいたしました。(ちゃんと自前の白袴もはいとります)
2)供物を用意し、地中へお納めします。
3)土地の神様「大地主」(おおとこぬし)をお呼びし、「家を建てさせて欲しい、又これからも家族を守って欲しい」とお願い。 お施主さんも真剣にお祈りしてました。

 
 最近は簡略化した祭式が多い為か、神主さんも儀礼的な職業になってしまい、これらのことが判る人は少なくなってしまいました。
 日本に伝わってきた伝統や作法は、今流行のインテリア風水のような薄いものではなく、深い意味があって、永い年月伝えられてきたものもあるということを知っていただければと思います。


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イラスト: 吉川佳子
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